作務衣・・・この便利なるもの。 【朝戸 臣統】

IMG_1823お坊さんって、専業の場合と兼業の場合では、かなり日常の過ごし方が違うかも知れません。私の場合、専業でお坊さんをしておりますので、お参りなどの合間には、お寺で過ごすことが多いのです。
そこで問題になるのが、何を着て過ごすか、ということなんですね。ビジネスマンのようにスーツとネクタイを着用するわけでもありませんし、かといって、ジャージで過ごすのも、接客の都合上、いかがなものか、と。理想は常に袈裟と衣を着用していることなのですが、なかなかそうもいかなくて・・・。
そういうわけで、私の場合、普段着は「作務衣(さむえ)」で過ごすことが大半です。作務衣って、もともとは、禅宗のお坊さんが日常の作務をする際に着用する作業着であったそうですが、これがなかなか便利なのですね。

298980_126680617497516_688924258_n1,動きやすく、身体に優しい。
お坊さんの作業着ですから、いろんな作業がしやすい設計になっています。本当に動きやすいです。化繊なので、丸洗いもOKです。また、ズボンのお腹回りはゴムになっていますし、上着はヒモで留めるだけですので、基本的に身体を締め付けません。しかも、多少の体格の変動にも、柔軟に対応してくれます。ただし、そこに甘えてしまうと、メタボ体型まっしぐら、ということにもなりかねませんが・・・。

2,見た目がいかにもお坊さんっぽい。
これ、けっこう大事なんです。お寺に来られる方への接客でも大切ですし、外出時にも、お坊さんという視線で扱っていただけることが多いように思います。ちなみに、お坊さんに見られたくないときには、他の服に着替えて外出してます。

3,長持ちで、結果的に割安。
ネット通販など、複数の作務衣販売サイトを見ていただくと、「値段が高い!」と思われる方が多いかも知れません。私も当初、そう思いました。でも、長期間着られるということを考えると、実は割安なんです。冬用2着、春秋用2着、夏用3着を、それぞれの季節に合わせて、ほぼ毎日着ているのですが、すでに3〜4シーズン着用していますから、日々のコストを考えれば、安いものです。

お坊さんも、お坊さんでない人も、普段着に作務衣を着てみてはいかがでしょうか?オススメしますよ。(*^_^*)

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